2016年07月23日

漢方薬に副作用ってあるの?

今日は倉敷天領祭りです(*´∇`*)

なんと!はるばる倉敷までミッキーが来てくれましたー!!ヾ(o´∀`o)ノ

寿元堂薬局は開局しておりましたが、誘惑に負けプーさんと一緒にチラ見・・・

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さすが夢の国から来てくれたミッキーたち!!

見ている人が皆笑顔になっていきますヽ(*´∀`*)ノ.+゚

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プーさんが目立っていたのか、たくさん手を振ってもらえたのでテンションはあがりっぱなしでした!!

夢から覚めて現実に戻り・・・

今週のリビング新聞の漢方よもやま話の更新です!(28/7/23号)

漢方薬に副作用があるのかどうか、気になったことがある人も多いのではないでしょうか。

本来、漢方医学では、適する漢方薬を服用すれば副作用はないとされています。

口に入れるものである以上、アレルギーなどの可能性もありますが、副作用と誤解されやすいものに「誤治(ごち)」と「瞑眩(めんげん)」があります。

漢方医学には、「証(しょう)」という、個人の体質や病状を総合的に判断する指標があります。

証に合った漢方薬を選ぶことが、効果を得るためには重要となります。

しかし、中には証の判断を誤ること(誤治)もあります。

以前の話ですが、西洋医学の現場で証が軽視され、「風邪には葛根湯」といった病名だけで漢方薬が選ばれていたことがありました。

約20年前、「小柴胡湯(しょうさいことう)」という漢方薬が、慢性肝炎での肝機能障害を改善すると証明されました。

そして、証に関係なくむやみに用いられた結果、「間質性肺炎」という重篤な副作用が出て問題になりました。

このように、漢方薬が正しく用いられない結果で起こる不都合な症状を副作用と思われるのは残念です。

また、証の判断は正しいけれど、症状が一時的に悪化する場合もあります。

これを「瞑眩」といい、一過性の病気の増悪のあと、病気が治癒する方向に向かいます。

誤治も瞑眩も副作用とは区別がつきにくいものです。

漢方薬は専門家に相談しながら服用しましょう。

(北山 恵理)

posted by なつめ at 19:00| リビング新聞−よもやま話−

2016年07月14日

突然の来訪

先日、奈良県大宇陀に行ってきましたAで少しだけ紹介させていただいた『傷寒論』に出てくる生薬の収集をされている方が、寿元堂薬局に来てくださいましたヽ(*'0'*)ツ

前日の22時に大阪を出発して出雲大社に向かい、その後高梁市に寄ってから倉敷まで足を運んでくださったのだそうです。

相変わらずの行動力にビックリ!!(゚д゚;)

師匠の『黙堂柴田良治処方集』も手元においてくださっているそう。

ひとしきり師匠と漢方談義に花を咲かせた後、「備前焼を見に伊部へ行きます!」と爽やかに旅だっていかれました。

かなり漢方に詳しい方で、『黙堂柴田良治処方集』も活用していただいていることを知った師匠も大変喜んでおりました。

そして、なんとお土産までいただきまして・・・

自家製の山茱萸(さんしゅゆ)のお酒と雄黄(ゆうおう)です!!

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このお酒はお酒に山茱萸の果実を1ヶ月ほどつけこんで、こした後に8ヶ月ほど寝かせて出来上がったものだそうです(;゚Д゚i|!)

そんなに手のかかったものをいただけるなんて、とても貴重な体験ができて幸せです(;д;)

山茱萸は六味丸・八味丸などの漢方薬に含まれ、山茱萸のお酒は滋養・強壯の薬酒としても知られています。

早速師匠といただきましたが、美味しい!!

美味しいのでぐびぐび半分ほど一気に飲んでしまい、自分たちのペースにハッと我に返って少しずつ飲んでいます。

そして雄黄は温泉や火山付近などで産出される三硫化二ヒ素のことです。いわゆるヒ素の鉱物ですね。

熱すると分解して猛毒になってしまうのですが、これは舐めまわしても安全と教えていただきました(笑)

雄黄を見るのは師匠も初めてというくらい、とても貴重なものだそうです。

光に当たると赤く変色してしまうため、お店に展示して皆様に見ていただけないのが残念・・・ですが、大切に保管させていただきます!!

本当にありがとうございました!!(*´∇`*)
posted by なつめ at 14:00| 日記

2016年07月02日

「顆粒も煎じ薬も効果は同じ」ですか?

早いものでもう7月!!

今年は猛暑になるみたいですねー・・・

毎年そんなふうに言われている気がしないでもないですが・・・(・Θ・;)

7月2日は1年のちょうど真ん中の日なんだそう。

折り返しも頑張っていきましょう!!(。・ω・。)

さて、リビング新聞の漢方Q&Aの更新(28/7/2号)です。

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Q.「顆粒も煎じ薬も効果は同じ」ですか?

 よく病気をする夫婦です。先日、夫から「漢方薬は、顆粒も煎じ薬も効果は同じだ」と言われ、私は違うと思うのですが、反論できません。本当はどうなのでしょう。(55歳・女)

A.生薬の品質によっても効果に大きな違い

 昔は漢方薬といえば、煎じ薬が普通でした。しかし、現在一般的に利用される漢方薬は顆粒(かりゅう)剤が最も多く、錠剤、丸剤と続き、煎じ薬が利用されることは隨分少なくなっています。

 顆粒剤や錠剤の多くは、漢方薬を煎じてエキス成分を抽出したエキス剤で、コーヒーに例えるなら、焙煎豆が煎じ薬、顆粒剤がインスタントコーヒーです。エキス剤は、煎じる手間がかからない上、西洋薬に近い感覚で飲みやすく、香りも少なく、保存や携帯にも便利なことから多くの人に利用されています。

 そして漢方薬の消費の8割以上を占める医療用漢方薬(医師が扱い、健康保険が適応される漢方薬)のほとんどが顆粒剤なので、利用に拍車がかかり、さらに需要が増えた結果、「漢方薬といえば顆粒剤」が当たり前と思っている人もいるのが現状です。

 利用に便利な顆粒剤や錠剤の漢方薬ですが、皆さんが気付いていない大きな前提があります。

 まず需要が圧倒的に多いために、漢方薬のすべての基準が顆粒剤の水準にあると誤解されていることがあります。

 しかし、インスタントコーヒーでは本格的なコーヒーの味が味わえないのと同じで、エキス剤では漢方薬本来の効果を得ることはできません。

 煎じ薬とエキス剤では効果に大きな違いがあるのです。

 ですから、一つの漢方薬の効果を試すとき、顆粒剤や錠剤などでは効かなかった人が、同じ薬を煎じて飲むと効き始めた例は少なくありません。

 もちろん、効きやすいケースでは、漢方薬の剤型や品質にあまりこだわらなくてもよい場合もあります。

 しかし現在、漢方薬を必用としているのは、治りにくい病気や症状で悩んでいる人がほとんどなのです。

 その人たちにエキス剤が有効であればよいのですが、煎じ薬でなければ効果が出ないケースが少なくないはずです。エキス剤を利用した結果だけで漢方の効き目を諦めているケースが多々あると思われます。

 漢方薬の効果にも当然限界があります。漢方薬の効果を十分に引き出すことができる煎じ薬を飲んでこそ漢方の効果の限界を知ることができるのです。

 煎じ薬とエキス剤の関係はここで述べた通りですが、これはあくまで「品質のよいもの同士を比較」したものです。

 エキス剤には製造メーカーによる特徴があり、煎じ薬では原料生薬(しょうやく)の品質によって大きく効果が変わります。剤型だけの問題ではないのが複雑です。

(北山進三)
posted by なつめ at 16:30| リビング新聞−漢方Q&A−