2017年02月25日

効果が表れるまでの期間

西洋医学の世界でも得意なもの、そうでないものがあるように、漢方の世界でも得意なものとそうでないものがあります。

漢方の世界で得意なものでも、その人の体質や症状によっては一筋縄ではいかない場合もあります。

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さて、今週のリビング新聞の漢方よもやま話の更新です(29/2/25号)

初めて来局される人から「漢方薬なので、効果が表れるまでに何カ月もかかるのですか」とよく尋ねられます。

今回は、一つの漢方薬を試す期間を紹介しましょう。

風邪のような急性病の場合、即効性のある漢方薬が当然必要とされます。通常1〜2日程度で効果が表れることが多いものです。

アトピー性皮膚炎や四肢のしびれ・痛みなどの慢性病の場合は、2週間〜1カ月程度で効果がみられることが多いものです。

しかし、長年経過して症状をこじらせてしまっている場合や効果の表れにくい場合などは、2〜3カ月続けてみることをお勧めします。

月経痛や月経不順などのように月経が関係する婦人病の場合は、飲み始めてから2〜3回の月経の様子をみる必要があるでしょう。

潰瘍性大腸炎などの国が指定する難病でも漢方薬が効果を発揮することがあります。効果が分かりにくいことも多いため、最低でも2〜3カ月は服用した方がよいでしょう。

花粉症のように季節特有の症状であれば、花粉の飛散シーズンに入る1〜2カ月前から漢方薬を飲み始め、昨年の様子と比較するのも一つの方法です。

実際には飲む人、症状などにより変わってきます。

これらの期間を一つの目安として、長く飲んでいても変化がない場合は一度漢方の専門家に相談してみてはいかがでしょうか。

(北山 良和)
posted by なつめ at 00:00| リビング新聞−よもやま話−

2017年02月20日

緑茶に注目した先人の観察力!

私たちが普段なにげなく口にしている緑茶も生薬の1つです。

生姜(しょうが)や、大棗(なつめ)など、身近なものも生薬として使われているんです(*^_^*)


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今週のリビング新聞の漢方よもやま話の更新です(29/2/18号)

私たちになじみのある緑茶。

最澄(さいちょう)が平安時代に日本に種子を持ち帰ったとされ、鎌倉時代には喫茶の風習が広まっていたそうです。

実は、緑茶の葉も生薬です。ツバキ科の常緑樹「チャノキ」の葉を乾燥させたもので、生薬名は細茶(さいちゃ)。

細茶には気を降ろし、痰(たん)や熱を去り、頭や目をすっきりさせ、頭痛を除き、解毒、利尿などの作用があるとされています。

この細茶を含む漢方薬の一つに、川芎茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)があります。 

川芎茶調散は、嘔吐(おうと)を伴わない頭痛や、めまいで悩んでいる人に用いられることの多い薬です。

「太平恵民和剤局方」という古い医学書に載っており、「食後に茶清(させい)にて調下す」と飲み方が指定されています。茶清とは普通に飲むお茶のこと。

お茶で薬を服用するとよいと書かれているのです。

元々、細茶は川芎茶調散の配合生薬ではありませんでしたが、「お茶で服用するとよいなら」と考え、細茶を処方の中に配合して一緒に煎じるようになりました。

多くの漢方薬は、飲み方を厳しく気にする必要はありません。

しかし、川芎茶調散のようにお茶で服用した方がいいもの、そうでないものなどがあるので専門家に相談して服用してください。

薬の飲み方一つをとっても、効果が現れやすい方法を模索してきた先人たちの観察力の鋭さには驚かされるばかりです。

(北山 恵理)
posted by なつめ at 12:44| リビング新聞−よもやま話−

2017年02月13日

充実した週末でした!

漢方の勉強会で大阪に行ってきました!

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通常は土曜日も開局しているのですが、2月11日が祝日で薬局もお休みいただいていたので師匠と一緒に参加してきました。

私も普段使用している「黙堂柴田良治処方集」を使って、Y先生が色々な経験や知識を教えてくださいます。

「黙堂柴田良治処方集」
   ↓
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書き込みのない綺麗なページをと思って開いたところに大黄䗪蟲丸(だいおうしゃちゅうがん)・・・

写真をアップして見た方がビックリするといけないので先にお伝えしておくと、アブ・ヒル・G様(自粛します)が入っておる薬です。ひー。

䗪虫というのがG様ですが、日本のチャバネG様とは種類が異なるのでご安心ください。

Hさん曰くコロコロして可愛いらしいですよ!!

血の巡りを良くする動物生薬の1つですが、作用が強く妊婦さん禁忌です。G様恐ろしや・・・。

話がそれましたが、Y先生は柴田良治先生に師事された方で師匠と同門の方です。師匠も久々の再開で嬉しそう♪

Y先生と師匠の漢方についての掛け合いが大変おもしろく勉強になりました。

充実した勉強会の後は親睦会。しっかり食べてしっかり飲んできました(*'ー'*)

近くに座られた獣医の先生は、動物のツボ(経穴)の本を出されているとか・・・なんでも中国は馬の経穴をベースに色んな動物の経穴が決められているみたいですが、アメリカでは犬なら犬の経穴、猫なら猫の経穴というようにそれぞれ個別に経穴の場所が定められているんだとか。

面白いですね〜!

漢方薬を治療に使われる獣医の先生はまだまだ少ないそうですが、徐々に増えてきているようです。

まぁ、同じ動物ですもの。自然のものが原料の漢方薬を服用したって問題ないですもんね。

ワンちゃんやネコちゃん達でも、顆粒や丸剤なら漢方薬をきちんと服用できることがほとんどだそうです。

そういえば師匠もワンちゃんの恩人になったことが2回ほどあるとか・・・私はまだ経験ありません。とほほ。

その後、大学時代の友人宅へ。

以前から、漢方茶のこともすごく応援してくれていたため、漢方茶のお試しセットを持って行きました。

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とっても喜んでくれ、「冷え」のお茶を早速飲んで「飲めた!漢方くさくない!大丈夫!」と言ってもらえて心の中でガッツポーズでした(^ー^* )

そして、漢方茶の後はHさんオススメの亀泉酒造さんのCEL-24を友人と一緒に美味しくいただきました(* ̄∇ ̄*)

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甘くてフルーティーで本当に美味しかった!!

皆さんも機会があれば是非お試しください♪

リフレッシュしてきたので、2月後半も頑張ります!!


posted by なつめ at 18:56| 日記