2017年07月29日

悩ましい便秘に穏やかに効く!

「蓼(たで)食う虫も好き好き」で有名なタデ科の植物も生薬の1つです♪

蓼の名前の由来は、蓼が舌をただれさせるほど辛い→タダレ→タデ からきているそうですo(*'o'*)o

今週もリビング新聞の漢方よもやま話の更新です(29/7/29号)

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便秘で下剤を使っている人は少なくないでしょう。

漢方薬にも潤腸湯(じゅんちょうとう)や麻子仁丸料(ましにんがんりょう)など便秘に使用されるものが幾つもあり、それらの漢方薬の中には、大黄(だいおう)という瀉下(しゃげ)作用を持つ生薬(しょうやく)が含まれるものがあります。

大黄はタデ科の多年草、ダイオウ類の根茎を使用し、大腸壁を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を活発にすることで排便を促します。効果の強さから将軍≠フ別名を持ち、中国最古の薬草書「神農本草経(しんのうほんぞうきょう)」やインド、欧州の古書にも記載され、下剤として古くから使われていたようです。

多くの場合、大黄は数種類の生薬と配合されます。

潤腸湯は9種類、麻子仁丸料は5種類の生薬が大黄以外に配合され、大黄単独での使用に比べて穏やかな効き方をします。

下剤は癖になりやすいので、繰り返し使用するにはこの穏やかな効き方が喜ばれます。

一時の便秘なら漢方薬を含めた一般的な下剤で対処できるでしょう。

しかし、慢性化した場合、一時しのぎの下剤ではなく、怠け者の腸を元気にしていく漢方薬が重宝されますが、働き者の腸に戻り、下剤が不要になるまでにはどうしても時間がかかってしまいます。

「下剤の成分が含まれているので癖になるから」とかたくなに拒む人がいます。

下剤が必需品になっている人は、一度専門家に相談してはいかがでしょう。

(北山 良和)
posted by なつめ at 16:00| リビング新聞−よもやま話−

2017年07月27日

漢方薬と、漢方薬と誤解されやすいもの

今も昔も薬局に来られる方で、漢方薬でないものを漢方薬と誤解している人は多いものです。

今日は漢方薬だと誤解されやすいものについて簡単に紹介していきます!

まず、おさらいから。

漢方薬の剤型でお伝えしたように、漢方薬とは何種類かの生薬を組み合わせたものでした。

「生薬=薬草=漢方」のような連想によって様々な誤解が生まれるのは避けられないことかもしれません。

また、それぞれどこでボーダーをひくかが難しいという問題点もあります。

ですが、めげずに簡単にまとめてみたので皆さん頑張ってついてきてください(笑)

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【日本の民間薬】

これが1番漢方薬と誤解されやすいものですね。

今は皆、当たり前のように不調があれば病院にかかっていますが、昔は「医者にかかる」ということ自体が一般的でない時代が長く続きました。

では、医者にかかれない人たちはどうしていたのか?

民間で経験され、伝承によって行われてきた治療法で対処していました。

1種類から数種類の薬草を症状に合わせて用いますが、漢方薬のようにそれぞれの体質を考慮するということはありません。

風邪を例に出すと、漢方薬では比較的体力があり、風邪のひき始めに悪寒、頭痛、首筋や肩のこわばりなどがあれば葛根湯(かっこんとう)。比較的体力が弱く、胸がつかえるような感じがして微熱が続くような場合は小柴胡湯(しょうさいことう)。体力の衰えている人で冷えを強く感じる時には麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)。

などといったように漢方薬はその人の状態や症状に合わせて選ぶ薬が変わってきます。

一方で、民間薬では体質は考えずに病名や症状をもとに薬草を選びます。

「いぼとりにヨクイニン」「風邪といったら卵酒」という感じです。

「漢方薬飲んでた」と言う方に何を飲んでいたのかお伺いすると、「どくだみ」「ヨクイニン」「杜仲(とちゅう)の葉」などといった答えがよくかえってきますが、それらは民間薬草や生薬の1つであって単体では漢方薬とは言いません。

薬草を飲んだからと言って、漢方薬を飲んだような効果を期待してはいけませんし、漢方薬は効かないと思わないようにしてください。

とは言え、民間薬草の中でも割と効果を実感できるものもあります。

難しいですよね〜(^_^;)

【外国の薬草】

日本の民間薬と同じように、病名や症状に合わせて用います。

ハーブなどは私たちの身近なものですよね。

少し話が脱線しますが、漢方の原料である生薬とハーブでは同じ物が使われていることもあるんです(*^_^*)

甘草(かんぞう)はではリコリス、丁字(ちょうじ)はクローブといった具合に、同じものでも呼び名が異なりハーブの呼び名だと途端にオシャレなイメージになるのが悔しいですが・・・(笑)

ハーブティーでお馴染みのカモミールなんかは日本でも「かみつれ」といって民間療法で使われていたんですよ〜。

【中国の製品】

漢字で名前が書いてある時点で漢方薬だと思われることもしばしば・・・。

漢方にも流派があるのをご存知ですか?でお伝えしたように、中国医学の薬のことは中薬(ちゅうやく)と言って基本的には漢方薬とは異なるものです。

健康食品やお茶も中国のものというだけで漢方薬だと思っている人がとても多いです。

【健康食品やサプリメント】

健康食品やサプリメントに生薬のエキスが含まれていると漢方薬と思う方も非常に多いです。

最近あった例として、漢方を扱っている薬局で購入した生薬のエキスも何も入っていないただの栄養補助食品のことを「漢方薬」だと思い込んでいる方もいらっしゃいました。

お客様が漢方薬を今まで試したことがある場合、参考までにどのようなものを飲んでいたのか、不都合なことはなかったかお伺いすることがあります。

そのお客様も「漢方を飲んでいる」と言われたので、商品を拝見すると漢方薬ではなかったのですね。

「漢方」の看板を掲げているからと言って、扱っている商品が全て漢方薬だとは限りません。

これに関しては、一般の方にとって漢方は馴染みのないものということをふまえてお客様に商品の説明をしていれば防げたのではないかと個人的には感じています。

しかし、購入するお客様がその薬局を選ばれたのも事実。

相性もあることですし、漢方薬局を選ぶ際には色々なところに足を運んで“漢方薬局のはしご”をしてみてもいいのではないでしょうか?


posted by なつめ at 11:24| 漢方

2017年07月24日

ワークショップ遊園地、無事に終了しました!

ご報告が遅くなってしまいましたが、7月22日(土)にイオンモール倉敷で、LaLaOkayamaさんが主催する「ワークショップ遊園地」に参加してきました♪

それぞれの専門家に教わりながら夏休みの自由研究を終わらせてしまえる素敵な企画でした。

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歯医者さん、木に詳しいモクモク博士さん、ファイナンシャルプランナーさんなどいる中、寿元堂薬局も薬剤師から「日本の伝統医学"漢方"を学ぼう!」をテーマに、ちびっ子達に生薬図鑑を作ってもらいました(*^_^*)

みんな真剣です!

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最年少のちびっ子さんは、なんと小学生1年生!

なんでもファイナルファンタジーに出てくるエリクサーをきっかけに「薬草」に興味をもったそうです。

か、可愛い・・・♡

最年長は小学校6年生。

学校の図書館でマンガの漢方の本を借りて読むほど、漢方に興味をもつ男の子。

そんな子達も生薬と触れあうのは初めてで、生薬を触ったり匂ったり、みんな興味津々でした。

良くも悪くもちびっ子たちの反応がよかったのは、今が旬のコイツです。

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まさかセミの抜け殻が生薬だと思っていないちびっ子たちが驚くのはもちろん、一緒に聞いていた親御さんたちももれなく驚かれていました(笑)

お勉強が終わった後は修了証をお渡しして終了です。

ちびっ子さんたち、お疲れ様でした〜♪

posted by なつめ at 00:00| 寿元堂薬局