2017年10月28日

多汗症に使われる漢方薬

もうすぐハロウィン♪

街もハロウィンのディスプレイであふれていますね!

今年も岡山駅周辺は仮装を楽しむ人たちで賑わうのでしょうか(*^_^*)

さて、今週のリビング新聞の漢方よもやま話の更新です(29/10/28号)

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肌寒くなり自然と汗はかかなくなります。

しかし、通常汗をかかないような状況なのに汗をかいたり、暑いときでも人一倍流れるように汗をかく、いわゆる「多汗症」の人は年間を通して気を使うことでしょう。

多汗症には、神経質で精神的に興奮しやすい人やバセドー病、貧血、脳出血のときに起こりやすいとされる「全身性多汗症」と、首から上、手のひら、足の裏、脇の下などに多く汗をかく「局所性多汗症」があります。 

漢方では発汗部位のほか汗の出方も重要視し、「自汗」「無汗」「盗汗」「頭汗」などと区別されます。

肥満の人に多く、暑さや運動などに関係なくしきりに汗をかく自汗。

通常汗をかくときにかかない無汗。

体力・気力の衰えたときに多くみられ、眠ると汗をかき目覚めると止まる盗汗(寝汗のこと)。

首から上だけに汗が多い頭汗。 

一般的に多汗症に使われる漢方薬は、桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)や防已(ぼうい)黄耆湯、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)、十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)などがあります。

黄耆が含まれるものが多く、これは黄耆が強壮・止汗作用を持ち、皮膚表面の水分代謝の異常である水毒の改善を得意とするためです。

代謝が人より良いためと思われがちですが、心身が疲労しきって汗をかくこともあります。

時間はかかると思いますが、悩まれている人は専門家に相談してみてはいかがでしょうか。

(北山 良和)
posted by なつめ at 16:12| リビング新聞−よもやま話−

2017年10月21日

しゃっくりに効く柿のヘタ=I

大型台風がかすっていったり、お天気の悪い日が続いていますね(´・ω・`)

秋の長雨と言えば風情がある気もしますが、そろそろすっきり晴れてほしいものです。

天気の悪い日は外出したい気持ちにもならず、家の中でついつい秋の味覚を貪ってしまいます・・・

秋の味覚の1つである柿について、今週もリビング新聞の漢方よもやま話の更新です(29/10/21号)

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秋も深まってきた今日このごろ。

秋の代表的な果物といえば柿ですが、柿の蒂(へた)は漢方薬の原料である生薬(しょうやく)として用いられていることをご存じでしょうか。

柿の蒂は柿蒂(してい)と呼ばれ、果実が成熟した時期のものを使います。

柿蒂を含む漢方薬には、柿蒂湯(していとう)があり、柿蒂、丁香(ちょうこう)、生姜(しょうきょう)の3種類の生薬で構成されています。

この薬は「済生方(さいせいほう)」という中国の宋の時代の医学書に載っており、現代でいう「しゃっくり」を指す、「噦逆(えつぎゃく)」の特効薬として知られています。

「しゃっくり」は横隔膜の痙攣(けいれん)が原因とされていますが、昔は胃が冷えたり熱を持つなど負担がかかることも原因の一つとされていたようです。

柿蒂湯は柿蒂が主役の薬です。

古典には「柿蒂、丁香トクミ合ワシテアレドモ、コレヲ用ルニ柿蒂バカリニシテ丁字ナシニシテモヨク効クモノナリ」―とあり、柿蒂単味だけでもよく効くことがあったようです。

実際に、柿蒂は昔からしゃっくりに対する民間療法でも単独で用いられてきました。

寿元堂薬局にも「しゃっくりがなかなか治まらず、西洋医学の先生に柿の蒂を薦められた」と来局される方もおられます。

漢方と西洋医学では、得意分野が異なる場合が多くあります。専門家に相談しながら上手に利用しましょう。

(北山 恵理)

posted by なつめ at 10:00| リビング新聞−よもやま話−

2017年10月11日

「漢方処方・口訣集」について

この度、寿元堂薬局の開局者 北山進三が「漢方処方・口訣集」を出版致します。

現在は漢方を専門的に学ぶことができる場所は少なく、漢方を学ぶ上で古典に接する機会も少なくなりました。

そのため、独学で漢方を学ぶ重要性が高くなってしまっているのが現状です。

本書は古典の資料をまとめた処方集及び口訣集で、「安易に流されることなく、本来の漢方薬とその効果を知って欲しい」という著者の想いが詰まっております。

最近は漢方を深く学ぶ人が希少になっており、本書を必要とする人も多くないと思いますので、50冊のみ販売用に製本させていただきます。

ご希望の方がおられましたら、以下URLの「漢方処方・口訣集」のページよりメールにてご連絡下さい。

「漢方処方・口訣集」についてはこちら→★★★

10月25日までにご予約いただいた方は消費税を内税とさせていただきます。

編纂の趣旨を理解していただくために、本書の序文と目次、索引、本文の一部等を以下に引用していますので、参考になさってください。

寿元堂薬局HP→★★★

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posted by なつめ at 00:00| 寿元堂薬局