2017年03月06日

漢方薬は長く飲まなければ効かない?

漢方薬の効果の目安は、人によって様々です。

他人と比べることなく日頃から自分の体としっかり向き合って対話されている方、体が教えてくれる細かい変化に注目できる方の方が、効果を実感されるまでの期間が短いように思います。

「効果が表れるまでの期間の大まかな目安」について、リビング新聞社さんのインプレッション-シニアクラブ-で記事を掲載させていただいていますので、ご紹介します(28/11/12号)

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「漢方薬は長く飲まないと効果が出ない」とよく言われます。意外なほど早く効果が表れることが少なくない漢方ですが、誤解されることが多いものです。

今は西洋医学で治りにくい難しい病気の人が漢方を頼ることも多く、効果が表れるまでにある程度の期間がかかっても当然です。

西洋医学で治療が長くかかっても「西洋医学だからゆっくり効く」と思う人はいません。

一方、漢方で多少の期間が過ぎると「漢方では長くかかる」となるのです。

西洋医学の一時抑えの効果と治ることを勘違いすることも多いようです。

頓服で症状が和らぐと「治った」と言う人がいます。一時抑えの効果は素晴らしいものですが、病気が根治するわけではありません。

西洋医学よりも漢方が早く治る病気がまだ多くあるからこそ、漢方の存在価値があります。

西洋医学とは全く異なる考え方に基づく漢方に詳しい人は多くいませんが、漢方薬の消費量は膨大です。

これは適切な使い方をしていないために効果が出にくいケースが多いということです。

では、実際はどうなのでしょうか。通常は2〜3週間以内に効果に気付くことが多いものです。

効果が遅い場合もありますが、一つの漢方薬の効果は長くても2〜3カ月を目安として試すとよいでしょう。

しかし、病気も薬も多彩です。

西洋薬という大きな枠組みでは一概に効果の出る期間の目安を決めることができないのと同様に、漢方も一人一人の状態によって効果の出方の目安は異なります。

詳しくは漢方の専門家に相談してください。
posted by なつめ at 16:08| 寿元堂薬局