2017年09月14日

師匠と漢方勉強会へ。

先週の日曜日は大阪の勉強会に師匠と参加してきました!

私は午前中友人の結婚式があったので、少し遅れての参加でした。

今回も、あーだこーだと漢方について語り合い・・・Y先生と師匠の掛け合いも面白く・・・

こちらは勉強会の1コマです。

大阪2.jpg

師匠が黒板に書いているのは理論が大切だということではありません。

「傷寒論や万病回春、古今方彙など色々な古典の処方や主治を学び、お客様から教えていただいた臨床の経験を踏まえて自分なりの漢方薬の使い方を学んでいけばよい」

「漢方の世界では理論は経験から創られたものなので、理論は大切だけども応用は難しい。実際に目の前で起こっているものを注視しないで、理論ばかりに振り回されてはいけない」

ということを説明している場面です。

師匠が黒板に書いた、漢方を学ぶ上でのバイブルとされている『傷寒論(しょうかんろん)』。

そこには113処方の漢方薬が載っています。

113処方という数を聞いて「多いな」と感じる方もいるかもしれません。

しかし、『傷寒論』の「傷寒」とは風邪の症状や発熱を伴う感染症などの急性熱性疾患のこと。

現在では風邪や感染症などの急性疾患には西洋医学で対応することが多く、『傷寒論』に載っている113処方の出番が多いわけではありません。

また、現在保険適用されているエキス製剤(錠剤や顆粒剤)は148処方あり、そのうち30処方程度がこの『傷寒論』に載っている漢方薬です。

現在でも風邪(傷寒)によく用いられる葛根湯や麻黄湯、麻黄附子細辛湯などは病院でもらったことのある方も多いのでは?

ですが、私たち漢方家が『傷寒論』だけを読み込んだところで保険適用されている1/5程度の処方にしかなじめませんし、その30処方も使用頻度が高いものばかりではありません。

師匠は常々「色々な古典に慣れろ」と言っています。

漢方を学ぶ上で、古典から得られることがすごく多いのです。

そして、勉強会後の親睦会に参加されていた先生方の中に、師匠がうなるほどの知識と経験をお持ちの先生がおられました。

折衷派の師匠と、古方派のその先生とで話は盛り上がり、親睦会の間に何度も握手を交わしていました(*^_^*)

流派は異なれど臨床で活躍されている先生とは通じることが多く、「あの先生は素晴らしい先生だ!!」と師匠は岡山に帰ってきても興奮さめやらぬ様子。

親睦会から5日も経つのにまだ感激が残っているようで・・・(笑)

私はというと、大阪の勉強会に行くたびに刺激をもらっています。

近くとも遠くとも、同じ方向を向いて頑張っている仲間がいるということは素晴らしいことですね。

posted by なつめ at 10:52| 日記