以前、濱口さんにサルナシをつけたお酒をいただいて、その味の虜になってしまった私。
濱口さんにわがままを言って、サルナシ狩りに連れて行っていただきました!!
サルナシは貝原益軒の著書の1つである大和本草にも登場します。

このようなコロっとした可愛い果実をつけます。
熟した実は甘く、子供たちが好んで食べていたようですね。
マタタビ科のマタタビ属のつる性植物で、他の植物にまきついて上へ上へとのびていきます。
猫が好きなマタタビとよく似ていますが、マタタビは黒い雄しべ、サルナシは黄色い雄しべなので花で見分けるのが簡単だそう。
という前情報を生薬探偵に教えてもらいながら、サルナシスポットへ♪
とはいえ、猛烈な台風の影響などで道が崩れているところもあり、大体の目星をつけて果実は歩いて探します。
そんなところにヤマノイモと遭遇。

ハートの葉っぱで可愛い♡
葉の付け根にムカゴもなっていたので、サルナシを発見できなかった時のためにGETしておきました(笑)
中を割ってみると、ヤマイモみたくねばねばが・・・。
味もヤマイモみたいにサクサクして美味しい。
ムカゴに満足していると、サルナシの現物を見ないと発見できないだろう、とのことで既に濱口さんが採取した後のサルナシスポットへ。
実際の葉やツルの感じをつかみに既に濱口さんが採取した後のサルナシスポットへ向かいます。

手が届かないところに実が(ピンクの円部分)・・・残念(笑)
収穫できる果実はなかったものの、サルナシの葉っぱをGETして再出発です。

探している途中にはこんなものも。

イタドリ。生薬では虎杖根(こじょうこん)。
ちなみに、この日は色んな大きさのイタドリに出会うも1度も気づかず・・・なんとも情けない・・・(;ω;)
そんな中でもサルナシハンターとして覚醒している濱口さんは、話をしながらも「あそこは怪しい・・・どうや!?」と新規スポットを開拓すべくサルナシの果実のありそうなところを次々に発見していきます。
私は生薬探偵さんに言われて初めて注意がそちらにいく始末・・・トホホ・・・。
しかし、「どうや!?」といって注意深く見た中には、上の方へ実はなっていても手の届く範囲のものは既に収穫されているのか、実がついていなかったりで中々収穫活動には至りません。
何度目かの「どうや!?」の中に、手の届くところに(といっても、濱口さんが持参された高枝ばさみは必須)大量の果実がなっているサルナシの木を発見!!
高枝ばさみで切り取った果実を、もう1人が網で受け止めるという東京フレンドパーク(若い人はわからないですかね?今でいうとVS嵐??)さながらのゲーム感覚でサルナシを収穫していきます。

これは濱口さんが1人で枝を切って、網に受けるという偉業を成し遂げているところです。

そうして収穫したサルナシは、総量1.6kgほどっ!!
現在、水洗いをしてもう少し熟すのを待っているところです(*^_^*)
サルナシを収穫した後は何ともお洒落な山の中のカフェに連れて行っていただき、そこでも薬草講義を受けてきました(笑)
牛膝

3枚葉の葛根

など、普段ならすぐそばを通っても気づかないようなものから、ぱっと目を引くものまで本当に様々なものがありますね。
ヨウシュヤマゴボウ

ヨウシュヤマゴボウは、結実しているもののすぐ近くに結実していないものもあり不思議な感じ。

よく似たもので、枝状の花が上向きのヤマゴボウもあるそう。
どちらも毒なので注意。
サルナシをGETし、生薬探偵の講義を独り占めし大変贅沢な時間を楽しませていただきました。
さぁ、サルナシを漬けなければっ!!
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