2018年05月09日

思いがけず『漢方の臨床』に名前を載せていただきました( ̄□ ̄;)!!

生薬ハンター改め生薬探偵の濱口さん。

濱口さんから、先週こんな贈り物が…。

『漢方の臨床』
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『漢方の臨床』とは、東亜医学協会が毎月発刊している漢方誌のこと。

実は生薬探偵の濱口さん、この『漢方の臨床』や他の漢方誌に原稿を投稿しては何度も誌面に掲載されている強者なのです。

今回は『漢方の臨床』に「鼈甲(べっこう)を求めて」というテーマで投稿されています。

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本当に知識の塊のような方なのですが、とにかく動く。

何でも自分の目で探して確認し、時にはゲットし、時には実際に経験してみる、という素晴らしいマインドをお持ちなんです。

常に薬草を求めて日本全国飛び回っておられますからねっ。

そんな濱口さんが、スッポンを求めてゲットし、その後ご自身で修治されて利用した後日談まで書かれている今回の投稿。

読み進めていくうちに濱口ワールドに魅了され、どんどん引き込まれていきます。

体当たりで奮闘している様が目に浮かぶよう。

なんとも面白い内容なのですが、きちんとした文章なので余計にじわじわくるんです(・∀・)

ブログにアップできないことが残念でなりません…。

そして、さらに読み進めていくと、

あれ…?

私の名前が…ん??

私はスッポン釣りには行ってない…はて?

あ…そういえば…(゜Д゜)

思い返せば半年以上も前のこと。

いつも生薬を探し求めて彷徨っている探偵から、「生薬の在庫はありますか?」と何種類かの生薬のお問い合わせをいただいておりました。

聞けば頭の良くなる漢方薬を作るんだとか。

それ以上、頭良くしてどうするんだと何人も突っ込んだことでしょう。

しかし、まさかご自身で捌いたスッポンの甲羅を修治して使うとは…さすがでございます。

まさか『漢方の臨床』で、あの時の漢方薬を服用した感想を知ることになるとは思ってもみませんでした。

常に予想を上まわる予測不能の濱口さん。

私は生薬をお送りしただけですが、文章の1部に登場させてくださり有難うございました!

今回は思いがけず『漢方の臨床』に名前を載せていただきましたが、次回、名前が載ることがあるのであれば投稿者で載りたいものです。
posted by なつめ at 19:19| 日記

2018年04月26日

生薬ハンター濱口さん来訪

いつも神出鬼没の濱口さん

なんだか薬局内がざわついていると思ったら、なんと大阪在住の濱口さんが来局されてましたー( ̄□ ̄;)!!

今回は広島県に太子参(たいしじん)を探しに来られたそう。

太子参は、もともとは高麗人参の小さいものを太子参と呼んでいたようですが、いつの間にかワダソウという全く別の植物にとって代わられているみたいです。

高麗人参と言えば、御種人参(おたねにんじん)と呼ばれることも。

江戸幕府8代将軍 徳川吉宗が国内で栽培するため各藩に種子を分け与えた際に、将軍様から頂いたありがたい種であるとして「御種」人参と呼ばれるようになったそうです。

話を戻して…

行動力が超人的な濱口さん、今回も山に登って来られたんだそう。

目的の太子参は以前にも訪れたことのある地にあったようで、簡単に目的を達成できて拍子抜けしたんだとか。

とはいえ、山登ってますからね(笑)

いつもどれだけ苦労なさっているんだろう…。

そういえば遭難しかけたこともあるとか言ってたな…。

そんな濱口さんに、またしても素敵なお土産をいただきました!

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寿元堂薬局の文字が彫ってあるボールペンとペンケースです(*^_^*)

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木の感触がとっても心地よいです。

ケースとペンの彫りの字体まで変えてくださっているこだわりぶりっ!

すごい〜っっ!!

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ひとしきり半年ぶりの再会を喜んだ後は、雜食の濱口さんのお話をお伺いしながら会食をしてお別れしました。

ちなみに師匠は翌日から早速ボールペンを使用してご機嫌でした♪

そして、寿元堂薬局で受け継いでいくことに決定です(・∀・)

濱口さん、今回も素敵なお土産に、大変楽しい時間を有難うございました!

あ、前回いただいた神農さんのお湯呑みですが、師匠が晩酌用に使っています(笑)
posted by なつめ at 22:00| 日記

2017年11月07日

山茱萸の季節です♪

山茱萸の季節がやってきました!

気にかけてみれば山茱萸の木は意外と近くにあるものです。

春にこんな花をつけている木、見た覚えはありませんか?

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去年、大阪の濱口さんにいただいた山茱萸ですっかりその美味しさにはまってしまった私。

今年こそ濱口さんと一緒に山茱萸を採りに行こう!と予定していたのですが、なんと台風22号とかぶってしまうという・・・(;д;)

その前の週の台風21号で不安になってしまった私は断念・・・。

濱口さん、大変申し訳ありませんでした。

しかしそんなチキンな私のために、今年も濱口さんが山茱萸を持ってきてくださいました(;ω;)

何度見ても真っ赤なグミのように可愛い実♡

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生薬になるとシワシワです・・・。

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濱口さんのご厚意に甘えきった今年は、かなり贅沢に漬け込みました!

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保存ビンがかなり大きいものなので少量に見えますが、実際はかなり多いです。

いただいた山茱萸も1.5kg近く・・・( ̄□ ̄;)!!

そして今回は師匠にも素敵なお土産が。

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神農さんが描かれているお湯呑みです。

角が生えている神農さんは中国の伝説上の人物とされており、百草を自ら嘗(な)めて薬草を見分けることで医薬の道を開いたと伝えられています。

もともと着物の絵付をされていた先生が染付をされたんだそうで、なんとも繊細で味のある染付です。

神農さんの周りには霊芝、細辛、人参があしらわれ、

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お湯呑の中を覗けば薬研(やげん)が。

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裏を見れば「寿元堂」の文字まで!

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えらく感激した師匠は薬局に飾るか、家に飾るか、お酒を飲む時に使うか(煎じ薬やお茶を飲む時に使うと言わないところが師匠らしい・・・)大変迷っておりました。

さんざん悩んだ結果、せっかくなので飾るだけではもったいないと嬉しそうに使っています。

濱口さんには今回もスッポンを捌いた(っっっ(; ゚ ロ゚)!!!)際のお話や、漢方の話を楽しく聞かせていただきました。

なんでも山口に用事があるらしく、その間1日余裕があるとわかると佐賀までひとっとびして山口県まで戻られるそうです。

本当はどこでもドアでも持っているんじゃないかという行動範囲。

いつも本当に有難うございます。

優しく経験豊富な漢方の先輩と巡り会えた私は恵まれていると思います。

ありがたや〜(*^_^*)
posted by なつめ at 19:08| 日記