2018年08月15日

●●イベントのお知らせ ー『冷えとりと漢方のお話会』ー ●●

8月25日(土)にある冷えとり靴下くらしきぬさんのイベントで、寿元堂薬局スタッフ北山恵理が『冷えと漢方』についてお話させていただきます。

漢方が普及こそしてはいるけれど、浸透はしていないと感じることが少なくありません。

薬局での経験もまじえてお話することで、少しでも漢方のことを知っていただければと思っています。

また、この日限定で、くらしきぬさんの倉敷本店では初のサンプル市を開催されるそうです。

希少なお品もあるようなので、要チェックです!

皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

詳しくは、くらしきぬさんのHPからどうぞ→★★★



posted by なつめ at 22:36| 寿元堂薬局

2018年08月10日

漢方薬と間違いやすい身近なクスリ

お盆休みのため、まことに勝手ではございますが8月11日(土)〜8月17日(金)はお休みとさせていただきます。

8月18日(土)より通常通り開局いたします!

また、リビングカルチャースクールのお席が徐々に埋まってきております。

ご希望の方はお早めにお申込みくださいm(_ _)m

お休み前に、リビング新聞(岡山)の「ここが知りたい漢方」の更新です(30/8/4号)

漢方薬の剤型(煎薬、顆粒剤、錠剤)A.jpg

漢方薬ではないものを漢方薬だと誤解している人は多いものです。

漢方薬は、基本的に複数の生薬(しょうやく)を漢方の考え方で配合したものです。

有名な葛根湯も7種類の生薬が含まれています。

また、漢方薬の特徴は病名だけでなく、体質・症状に適したものを選んで服用します。

生薬のほとんどが植物由来であるため植物を原料にしたもの〞を漢方薬と誤解することが多いようです。

漢方薬と間違いやすいものには、次のようなものがあります。

●中医学の薬 
漢方の本場を中国と誤解している人は、現在の中国の医学である中医学の薬と漢方薬を混同している人が多いようです。
漢方と中医学は、考え方にも、薬の使い方にも大きな違いがあります。

●家伝薬 
特定の家や寺社に伝わる秘伝の薬の多くは、漢方薬が基になっています。更年期障害の薬、小児用の五疳(ごかん)薬など歴史のある薬がありますが、漢方薬とは違って体質は考慮せず、病名や症状のみを目安に使われています。

●民間療法の薬草 
日本の民間薬は古くから民間伝承されてきました。
どくだみ、げんのしょうこ、せんぶりなどの薬草が有名です。漢方薬のような独特の治療体系はなく、1〜数種類の薬草を「いぼ取りにヨクイニン」「便秘にはどくだみ」というように、病名や症状だけに併せて用います。

●健康食品・サプリメント 
健康食品の中にも植物を使ったものがあるので漢方薬と間違えることがあるのでしょう。
健康食品やダイエット食品の中には、漢方薬のようなイメージと効果を宣伝しているものがありますが、一般的に薬としての効果はありません。

●健康茶 
嗜好(しこう)品として飲むお茶の類は、ある程度の効能があっても弱いものです。

これらは優劣をつけられるものではありません。

自分の目的に合ったものを上手に利用していただきたいと思います。

(北山 恵理)



●●リビングカルチャースクールのお知らせ●●
【おかげさまで参加申込人数が定員に達しましたので、申込み受付を終了とさせていただきます。有難うございました!】(H30.8.25追記)
寿元堂スタッフの北山恵理がリビングカルチャースクールで講師をさせていただくことになりました。
漢方の歴史や考え方、漢方の長所や短所、薬の形による違いなどについてお話させていただく予定です。
漢方薬本来の形である「煎じ薬」の試飲や、漢方薬の原料である生薬を味わいながら、ゆっくり楽しく学びましょう♪

【日 時】 9/5、9/19、10/3、10/17(隔週水曜、全4回)
      19:00〜20:30 
【受講料】 5,184円(4回分)
【教材費】 1,000円(4回分)
【講 師】 北山恵理 
【会 場】 リビングカルチャー教室(北区中山下) 
【申込み】 リビング事業社 → 電話1(プッシュホン) 086(235)2433
      ※土・日曜、祝日休業
      ネットからも申込みできます→★★★


posted by なつめ at 16:00| ここが知りたい漢方

2018年08月04日

酷暑のバテ、漢方薬でしのげますか?

この度の西日本豪雨災害で被害にあわれました皆様、またそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

相変わらず暑い日が続いており、まさに“酷暑”。

気象庁も「災害と認識」するほどの“酷暑”。

漢方も上手に利用して暑さに負けないよう過ごしましょう!!

では、今週のリビング新聞の漢方Q&A(2018/8/4号)の更新です。

はかせA.jpg

Q.酷暑のバテ、漢方薬でしのげますか?
 
今夏の暑さに悩まされています。クーラーの効きも悪く、過ごしにくい日が続いています。夏バテに効く漢方薬があると聞きましたが、手軽に飲めるものがあるでしょうか。(69歳、女性)

A.昔から暑気あたりの漢方が使われています

 今年の夏は尋常でない暑さです。

 私が小学生だった頃、新聞に「30℃を超えた猛暑」という見出しの記事が出ていたことを思い出しました。当時は夏に30℃を超えることが驚きだったのです。ところが今年は40℃を超えたことが報道されています。

 わずか60年ほどの間に、夏の暑さが10℃も上がりました。7月24日の時点で日中の最高気温が35℃以上の猛暑日が10日も続いており、予報ではしばらく猛暑が続くということです。

 今はクーラーがあるとはいうものの、この猛暑の影響は甚大、熱中症で救急搬送された人が全国で2万人以上にも及び、何十人もの人が亡くなられています。

 お医者さんのお世話にならなくてもよいように、平素から夏の健康を考えて暑さ対策をするには漢方が役に立つと思います。

 暑気あたりのことを漢方では中暑(ちゅうしょ)といい、暑さに中(あた)るという意味です。今年の中暑は、身体の外も内も熱くなり、「恰(あたか)も極暑日照りの節に屋根の尾(鬼瓦のように屋根に載ってる飾り瓦)の灼(や)ける如く、真底までも灼け附けることぞ」という古典の表現のままのような気がします。

 中暑がひどくなると注夏病(夏痩せ)になり、「気分も何んとなく衰えて気難しく、一身に力無く、痩せ衰えて、食も進まず。此の症が多くあること也」と古典にあります。

 今年の夏は、いきなり猛暑が続いたので、痩せる間もなく注夏病になる人が増えたのでしょう。

 このような状態には、身体にこもった熱を冷ますとともに、元気を補うことが大切です。

 中暑に使われる漢方薬はいろいろありますが、現在一般的に使われる漢方薬の一つに清暑益気湯(せいしょえっきとう)があります。

 中国・明の時代に著された「医学六要(いがくりくよう)」という書に載り、高麗人参をはじめ9種の生薬(しょうやく)の組み合わせです。古典には、「兎角暑邪に打たれて元気の弱るの、老人や虚弱の者や、大病の後に好い。熱は翕々(ぼかぼか)と有りて身体の疲れたるに用いる」とあり、暑気を払い、よく元気を補う薬です。

 人参、麦門冬(ばくもんどう)、五味子(ごみし)という3種の組み合わせの生脈散(しょうみゃくさん)は、中暑の軽症や予防に使われます。

 平素から疲れやすい人は、「元気の虚弱の人が暑邪に打ち負けたる症に用いる」と古典にある補中益気湯(ほちゅうえっきとう)を中暑のときだけでなく、持薬として飲んで元気な体になりましょう。

(北山進三)


●●リビングカルチャースクールのお知らせ●●
【おかげさまで参加申込人数が定員に達しましたので、申込み受付を終了とさせていただきます。有難うございました!】(H30.8.25追記)
寿元堂スタッフの北山恵理がリビングカルチャースクールで講師をさせていただくことになりました。
漢方の歴史や考え方、漢方の長所や短所、薬の形による違いなどについてお話させていただく予定です。
漢方薬本来の形である「煎じ薬」の試飲や、漢方薬の原料である生薬を味わいながら、ゆっくり楽しく学びましょう♪

【日 時】 9/5、9/19、10/3、10/17(隔週水曜、全4回)
      19:00〜20:30 
【受講料】 5,184円(4回分)
【教材費】 1,000円(4回分)
【講 師】 北山恵理 
【会 場】 リビングカルチャー教室(北区中山下) 
【申込み】 リビング事業社 → 電話1(プッシュホン) 086(235)2433
      ※土・日曜、祝日休業
      ネットからも申込みできます→★★★


posted by なつめ at 18:00| リビング新聞−漢方Q&A−