2017年07月22日

枇杷は葉も果実も役に立つ!

今回のよもやま話は枇杷が登場します(*^_^*)

枇杷と言えば、小学校の給食で食べた枇杷の種を家に持って帰って植えてみると芽が出て、ぐんぐん伸びてあっという間に私の背丈を追い越していった想い出があります。

伸びすぎてお隣さんに迷惑がかかるので今は切ってしまいましたが、まさか給食の枇杷からとれた種から芽が出るとは思いませんでした(笑)

さて、今週もリビング新聞の漢方よもやま話の更新です(29/7/22号)

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7月に入り厳しい暑さが続いています。

うだるような暑さには気が滅入りますが、花火やお祭りなどの楽しみが多い季節でもあります。

花火やお祭りといえば夏の風物詩。

今では見かけなくなりましたが、「枇杷葉湯(びわようとう)売り」は江戸時代の夏の風物詩の一つでした。

枇杷葉湯といっても枇杷の葉をただ煎じたものではありません。

乾燥した枇杷の葉に甘草(かんぞう)、莪朮(がじゅつ)、呉茱萸(ごしゅゆ)などの生薬(しょうやく)を細かく切って混ぜ合わせて煎じたものです。

枇杷葉湯の処方は幾つかあるようですが、体の熱気を取り除く暑気払いや水あたりなどで起こる下痢止めなどに用いられ、庶民に親しまれていたようです。

京都の烏丸(からすま)には枇杷葉湯売りの本家があり、通行人に枇杷葉湯を無料で試飲させながら販売していたそうです。

夏の暑さに負けず、枇杷葉湯の入ったてんびん棒を肩に担いで街を歩くその姿に、ついつい手が伸びてしまう人々の姿が目に浮かびます。

枇杷の葉は民間療法でもあせもや湿疹に広く用いられてきたものの一つです。

果実も食用や薬用酒として用いられることもあり、楽しみ方もさまざまです。

枇杷の葉以外にも、漢方薬と民間療法のどちらにも使われてきたものは少なくありません。

しかし、使い方はそれぞれ異なりますから、まずは専門家に相談して上手に利用しましょう。

(北山 恵理)



posted by なつめ at 10:00| リビング新聞−よもやま話−

2017年07月21日

イオン倉敷さんで夏休みイベントに参加します!

7月22日(土)に、イオン倉敷さんでワークショップ遊園地というイベントが開催されます!

名前からしてワクワクできるイベントですが、様々なワークショップはもちろん、昔の遊びが体験できるコーナーや、実験ショーなど盛りだくさんの内容です。

寿元堂薬局は「プロから学ぶ夏休み」という専門家と一緒に楽しく勉強ができるコーナーに参加します(*^^*)

普段中々触れ合うことのないものを学びながら、夏休みの自由研究をここで済ませてしまえるという一石二鳥のこのコーナーが私が小学生の頃に存在していて欲しかった。。(笑)

お時間のある方は是非遊びに来てくださいね(*^^*)

詳しくは下記のチラシをご覧くださいね♪

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posted by なつめ at 10:31| 寿元堂薬局

2017年07月08日

夏ばてを漢方で防げますか?

7月に入り、暑くなりましたね(>_<)

暑さに加え、雨が多いのが憂欝です・・・。

今年のような変な気候だと、例年以上に夏ばてが心配です。

そして、今や夏の冷え症は珍しくなくなっています。

便利な家電がたくさんありますが、自分の体調と相談しながら利用しましょう!

今月もリビング新聞の漢方Q&A(29/7/1号)は「夏ばて」です。

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Q.夏ばてを漢方で防げますか?

 毎年夏になると疲れやすくなります。今年の夏も猛暑になりそうなので心配です。夏の暑さに弱い体質に合うよい漢方薬があるでしょうか。(54歳、女性)

A.清暑益気湯は夏ばて前・後に効果的

 暑気あたりのことを、漢方では中暑(ちゅうしょ)といいます。暑さに中(あた)るという意味です。そして暑気あたりによる夏痩せを注夏病(ちゅうかびょう)といい、「気分も何となく衰えて気難しく、一身力無く、痩せ衰えて、食も進まず、此の症が多くあることなり」というのが、「方彙口訣(ほういくけつ)」という江戸時代の書に載る説明です。

 今でも、夏ばて対策によく使われる漢方薬の一つに清暑益気湯(せいしょえっきとう)があります。同じ名前の薬も幾つかありますが、現在は「医学六要(いがくりくよう)」という中国・明の時代の書に載る処方が一般的に使われます。

 人参(にんじん)、白朮(びゃくじゅつ)、 麦門冬(ばくもんどう)、五味子(ごみし)、陳皮(ちんぴ)、甘草(かんぞう)、黄柏(おうばく)、黄耆(おうぎ)、当帰(とうき)という生薬(しょうやく)の組み合わせです。

 夏の暑さに弱い人は、暑さが厳しくなる前から飲んでおけば夏ばてを防ぐ効果があり、夏ばてしてから飲んでも回復を早めます。

 清暑益気湯では追いつかないほどに弱った状態には、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)が適することがあります。

 また、牛黄(ごおう)という薬があります。牛の胆石を乾燥した希少なものです。高価な栄養剤や漢方製剤にも含まれていますが、そのまま粉末にして飲むと費用対効果が高く、よく元気を取り戻してくれます。

 平素から胃腸が虚弱で食が細く疲れやすい人が、夏の暑さのために、さらに食欲がなくなるときには六君子湯(りっくんしとう)がよいことが多いものです。

 何となく調子がよくないという程度の人は、枇杷(びわ)の葉を煎じてお茶の代わりに飲んでもよいでしょう。本来は枇杷の葉を含む複数の生薬を組み合わせて、枇杷葉散(びわようさん)や枇杷葉湯(びわようとう)などとして暑気あたりの症状に使われました。しかし、枇杷の葉だけを煎じて飲んでも、ある程度の効果を期待することができるかも知れません。

 さて暑い夏には、冷えにも注意が必要です。

 「炎暑の時は納凉したり、冷たい物を食べたり、森の陰に寝たり、夜は野外に寝て、寝冷えすると云う類があるので、時は夏だけれども、体調を壊す原因は冷えだ。冷えて体調を乱すことが多いものだ。いわば十に七、八が冷えに中る」とは、方彙口訣に載る一節です。

 冷房器具も氷やアイスクリームもなかった江戸時代でさえ、暑い夏に冷えで体調を乱す人が多かったのです。くれぐれも体を冷やし過ぎないように、気を付けましょう。

(北山進三)
posted by なつめ at 18:00| リビング新聞−漢方Q&A−